信越化学と言えば、今や日本を代表する化学のトップメーカーとして株投資に通じた人物であれば、知る人ぞ知る銘柄と言えるだろう。シェアの高さ、独占的な技術力など他の追随を許さないとも言える信越化学だが、その樹脂部門としての信越ポリマーももちろん、負けず劣らずの優良企業と言えるだろう。
半導体関連はもちろんだが、電気自動車に使う部品などにも幅広くサプライヤーとして認知されている。一方で母体の信越化学本体に比べると、何とも株価は地味なものとなっている。正直言って、信越化学系列と言われてもにわかに信じられないと思う諸氏も多いだろう。だが、名前が何よりもそれを示している。信越化学の系列であり、樹脂部門を握る信越ポリマー、その評価はあまりにも低すぎる。ここはポートフォリオに加えて、長期的な様子を観ておきたい。まだまだ伸びしろがあること、財務状態も良好なことを考えれば、十分にストロングバイとして押せる銘柄と言えるだろう。