ベネッセ、という会社をご存知だろうか。岡山を地盤としたという意味では、岡山では特に知名度は高いと思われる。また、最近でこそCMも減っているものの「チャレンジ」という学習教材の運営会社と言われれば、ああとすぐに想像できる方が大半ではないだろうか。そう、チャレンジといえばこのベネッセが運営しているのである。
現在学習塾業界も苦境に立たされているとも言われるが、一方で増えているのが個別指導の塾だ。これについてはトップが明光ネットワークが運営する明光義塾だが、ベネッセはグループに東京個別指導学院を抱えている。それ以外にも、貧困化する日本においては塾にすら通えない、しかし子供には教育を施したいというニーズは今後増加が見込まれる。となると、そう、チャレンジの出番というわけだ。
また、ベネッセ本体は福祉関連にも進出しており、老人ホームの運営などにも最近食指を伸ばしている。教育と福祉、まさにゆりかごから墓場まで、という具合だ。特に学習教材という意味ではトップ企業でもあるベネッセ。ここはポートフォリオに加えたい銘柄の一つと言えるだろう。