ハードオフの名前は、一度ならず聞いたことがある方も多いことだろう。基本的にはブックオフのグループのようにも感じられるが、一応別会社となっている。FC契約として一部店舗の運営はあるものの、基本は別だ。そして、何と言ってもブックオフとの最大の違いは、本以外の様々なものを扱う、いわば質店やリサイクルショップとしての側面が最も強い。そして、何よりも掘り出し物を求める人々が多く押し寄せることで、それ自体がCMにもなっていることだ。
具体的に言えば、ユーチューバーのような人々がハードオフで不思議な、或いはガラクタやジャンク品を買い、それを修理したり使い方を模索したりという動画を上げることがある。そう、これがCMとして呼び水となるのだ。本とは違ってアナログなもの全般を扱っていることから、時代は進んでも今後大きく根幹が揺らぐことはない。ディフェンシブ銘柄としてポートフォリオの片隅に加えておきたい、静かな優良銘柄と言えるだろう。